マチダ リョウタ
RYOTA MACHIDA
町田 遼太 所属 経営学部 経営学科 職種 講師 |
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研究期間 | 2019/04~2024/03 |
研究課題 | わが国企業の予算管理実務における管理可能性原則の適用に関する研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 若手研究 |
研究機関 | 早稲田大学 |
研究者・共同研究者 | 町田 遼太 |
概要 | 本研究の目的は,既存の管理会計理論において支配的な概念とされてきた「管理可能性原則」の管理会計実務における適用と組織が有する特質との関係を明らかにすることである。この目的を達成するために,令和3年度は(1)調査データおよび分析結果の海外論文誌への投稿,(2)周辺範囲の研究(3)より広範な質問票調査の3つを実施した。 <BR> (1)については,マネジャーの管理可能性の認知と予算管理の利用,そしてその帰結としての組織市民行動およびパフォーマンスの関係をウェブ調査データから明らかにした。この結果は,令和3年6月にAsia-Pacific Management Accounting Journalに投稿し,採択された。(2)について,予算管理と管理可能性原則との関係をより多面的に捉えられるような研究方法の探求をおこなった。具体的には,財務データから経営者能力を推定するMA-Scoreおよび質的データの取り扱いに関する一手法である質的データ分析(Qualitative Data Analysis)について実証研究・文献分析研究をおこなった。これらの成果を国内誌(いずれも『原価計算研究』)に投稿し,採択された。(3)について,役割理論から管理可能性の認知と従業員の行動との関係を検証するため,令和3年8月に日本のマネジャー約400名を対象としたウェブ調査を実施した。このデータについては現在分析を進めており,令和4年度初頭に海外論文誌への投稿を予定している。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K13865 |