タナカ ユキ   YUKI TANAKA
  田中 佑季
   所属   法学部 法学科
   職種   准教授
研究期間 2021/04~2024/03
研究課題 韓国における「子の出自を知る権利」と養子法―日本法の議論への示唆を踏まえて―
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
研究機関 帝京大学
研究者・共同研究者 田中 佑季
概要 本研究では、日本と類似した課題を有する韓国の「子の出自を知る権利」と「養子法」に関する状況を検討し、考察を加えることで、我が国における「子の出自を知る権利」をめぐる議論に対してひとつの示唆を与えることを主な目的としている。 目的を達成するため、当該年度(令和3年度)では、日本及び韓国における「子の出自を知る権利」に関する法規定の検討及び法的課題を把握することとし、関連する文献の調査を主に行い、両国における「子の出自を知る権利」を取り巻く現状の把握及び情報の収集を通じて、法的な側面からの検討を進めていくことに努めた。なお、文献調査にあたっては、養子法との関連とともに、現在大きく議論されている生殖補助医療により生まれた「子の出自を知る権利」をめぐる現状にも焦点をあて、「子の出自を知る権利」に関する議論の全体像を把握することに重点を置いた。 情報収集にあたっては、まず日本及び韓国の書籍、論文等から、「子の出自を知る権利」をめぐる両国での議論状況を把握し、法的意義等に関して考察を深めた。さらに、専門家から知見を得るため、「子の権利」や「子の出自を知る権利」、養子縁組等に関するテーマを扱った複数の学会や研究会及び公開シンポジウムにも積極的に参加し、日本や諸外国の状況及び今後の方針等に関する知識を得た。また、日本・韓国両国の専門家とのオンライン上での意見交換会を開催し、「子の権利」及び「子の出自を知る権利」をめぐる実務での課題等に関する話を伺うなどして、知見を深めた。文献調査から得た情報や専門家から得た知見は、今後の研究にも非常に有益であり、考察を深めていくにあたって大変意義のあるものとなった。なお、当該年度の研究内容については、その内容を整理し、考察を加えた論文を現在執筆中であり、次年度(令和4年度)に公表予定である。本論文は今後の本研究の土台としても有意義なものとなると考えている。
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K01228