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            ムラカミ タツヤ
            TATSUYA MURAKAMI
 村上 達也 所属 法学部 法学科 職種 准教授  | 
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| 研究期間 | 2021/04~2024/03 | 
| 研究課題 | 児童期におけるアタッチメントの心理的適応への効果を調整・媒介する要因の検討 | 
| 実施形態 | 科学研究費補助金 | 
| 研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 | 
| 研究種目名 | 若手研究 | 
| 研究機関 | 高知工科大学 | 
| 代表分担区分 | 研究代表者 | 
| 研究者・共同研究者 | 村上 達也 | 
| 概要 | 本研究の全体的な目的は,児童期においてアタッチメントの適応への効果を調整・媒介する,家庭外の要因を検討することであった。具体的には,「家庭外の関係性」および「子どもの個人内要因」に着目し,アタッチメントの適応への効果を検討することを目的とする。 <BR> 研究の初年度である令和三年度は,理論的に想定された家庭外の要因が,現実的な妥当性を持つかどうかを検討するために,自治体の教育相談員や学校の養護教諭などに対して自由記述による調査を行うことを予定していた。しかし,新型コロナウイルスの感染予防などの観点から,調査の実施が困難であったため,代替案の1つとして,インタビュー調査を行った。その結果,心理的要因としては,概ね,理論的に想定された要因が重要であると判断されたものの,やはり家庭内の心理的要因や,家庭の経済的な要因あるいはコロナウイルスの蔓延状況などの社会的要因などの家庭内外の心理的要因以外の要因もアタッチメントの適応への効果を調整・媒介するのではないかという回答が得られた。同様に,国内外の児童期のアタッチメント研究に関する文献研究により,当初計画よりも多角的にアタッチメントの適応への効果を調整・媒介する,家庭外の要因を捉える必要があることを見出した。 <BR> 現在は,これら,研究を進める上で明らかになった要因をどのように次年度の調査計画に反映させることができるかを検討しつつ,予定されている質問紙調査の準備を行っている。 | 
| PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K13694 |