ナカガワ サトシ   SATOSHI NAKAGAWA
  中川 諭
   所属   文学部 文学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/03/19
形態種別 大学・研究所等紀要
査読 査読あり
標題 明代の『三国英雄志伝』―『三国英雄志伝』研究序説
執筆形態 単著
掲載誌名 『立正大学文学部研究紀要』
掲載区分国内
出版社・発行元 立正大学文学部
巻・号・頁 (36),35-52頁
概要 明末から清代の初、中期にかけて、最も流行した『三国志演義』は、『三国英雄志伝』と呼ばれる諸本である。『三国英雄志伝』は明代末期に登場した。明刊の『三国英雄志伝』の中で、劉興我本と劉栄吾本は継承関係にあり、楊美生本と劉興我本・劉栄吾本は並列の関係にある。『三国英雄志伝』は確かに簡本系に属する版本であるが、文章は時に繁本系、特に二十四巻系に一致することがある。これは『三国英雄志伝』に関する重要な問題であり、引き続き深く検討していかなければならない。『三国英雄志伝』が成立したばかりの時は、書名はまだ「三国志伝」であって、後になって書肆が「英雄」の二文字を付け加えて、「三国英雄志伝」という名称が成立した。