キタムラ ユキノブ
YUKINOBU KITAMURA
北村 行伸 所属 データサイエンス学部 データサイエンス学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 物価と景気変動に関する歴史的考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 金融研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本銀行金融研究所 |
巻・号・頁 | 21(3),1-33頁 |
著者・共著者 | 北村行伸 |
概要 | 本稿では、世界的にみて物価と景気はどのような関係にあり、それが歴史的にどのように変化してきたか、そして、その変化の背後にどのようなメカニズムが働いたのかを検証してみた。その結果、いくつかの事実が明らかになった。第1に、1945年以前には物価下落という意味でのデフレは日常的に起こっていた。すなわち、賃金・物価の下方硬直性は20世紀以前にはあまりみられなかった。第2に、戦間期(1918~40年)はすべての国にとって、異常な時代であった。第1次世界大戦中に発生した非戦場国(南北アメリカ、日本、オセアニア)でのバブル経済、ドイツの戦後賠償金問題とその帰結としてのハイパー・インフレ、金本位制への復帰とそれへの固執がもたらした政策判断の決定的な誤りなどが複合して起こった大恐慌等の現実に対して具体的な処方箋を提示したのがケインズであった。1918~45年はケインズの経済学の対象となった時代である。第3に、インフレが恒常化したのは第2 |
ISSN | 02875306 |
PermalinkURL | http://hdl.handle.net/10086/18155 |