キタムラ ユキノブ
YUKINOBU KITAMURA
北村 行伸 所属 データサイエンス学部 データサイエンス学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 貨幣の最適な発行単位の選択について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 金融研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本銀行金融研究所 |
巻・号・頁 | 18(5),237-247頁 |
著者・共著者 | 北村行伸 |
概要 | 本稿では、表面的には市場のない形で並行的に流通している多種類の紙幣および鋳貨が、実は広い意味では市場調整を受けているという点を説明し、それを手掛かりに、最適な貨幣発行単位の選択について検討する。もし、貨幣が一般の財であれば、その使用価値の違いは、市場の需給を通して価格・数量ともに調整されると考えられるが、法定貨幣の価格はその貨幣単位そのものであり、市場メカニズムによって価格が調整される余地はない。したがって、それぞれの使用価値あるいは貨幣需要に違いがあれば、それはもっぱら数量で調整されることになる。ところで、わが国で発行されている貨幣単位は実際の取引に対して最適なものであろうか。そもそも最適な貨幣単位の分布を求めることはできるのであろうか。また、もしそのような最適性が計算できるとして、現実に流通している貨幣単位はその最適性の基準からどれぐらい乖離しているのだろうか。本稿では、最適な貨幣単位 |
ISSN | 02875306 |
PermalinkURL | http://hdl.handle.net/10086/18187 |