ムラカミ キヨシ
KIYOSHI MURAKAMI
村上 喜良 所属 文学部 哲学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 『存在と時間』とキリスト教 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 立正大学大学院紀要 |
巻・号・頁 | (29),45-54頁 |
概要 | ハイデガーは『存在と時間』を価値観的にも倫理的にも中立なものであると主張する。たとえば、本来性と非本来性とは倫理とも宗教とも関係がないとする。しかし、それはほんとうだろうか。ハイデガーが『存在と時間』の中立性を担保とするのは、その方法論である現象学の中立性である。しかし現象学における存在的なものと存在論的なものの再帰的透明化は完遂されないことから、『存在と時間』はキリスト教的な価値観や倫理観の残滓を留めていることをしめいした。 |
ISSN | 0911-2960 |