ムラカミ タツヤ
TATSUYA MURAKAMI
村上 達也 所属 法学部 法学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | パーソナリティ障害傾向とアタッチメント・スタイルとの関連:横断研究による精神的健康への影響の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | パーソナリティ研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本パーソナリティ心理学会 |
巻・号・頁 | 25(2),112-122頁 |
著者・共著者 | 市川 玲子,村上 達也 |
概要 | <p>パーソナリティ障害(PD)は対人関係機能の障害によって特徴づけられ,その根底にアタッチメント・スタイルの影響が指摘されてきた。先行研究において,境界性・自己愛性・演技性・依存性・回避性PDと不適応的なアタッチメント・スタイルとの関連や,これらの精神的健康への影響について明らかにされているが,媒介プロセスについては検討されていない。そこで本研究は,不安定的なアタッチメント・スタイルが,これと関連するPDを媒介して精神的健康に及ぼす影響について検討することを目的とした。調査対象者は298名の大学生であり,各PD傾向,2次元から構成されるアタッチメント・スタイル,抑うつに関する項目に回答した。共分散構造分析と媒介分析の結果,境界性・回避性PD傾向が2種のアタッチメント・スタイルと抑うつの間を媒介することと,演技性PD傾向は見捨てられ不安と抑うつの間を媒介して抑うつの低さに寄与することが示された。</p> |
DOI | 10.2132/personality.25.112 |
ISSN | 1348-8406 |
NAID | 130005410833 |
PermalinkURL | http://id.ndl.go.jp/bib/027727143 |