ムラカミ タツヤ
TATSUYA MURAKAMI
村上 達也 所属 法学部 法学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/08 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 家族, 友だち, 見知らぬ人に対する向社会的行動:対象別向社会的行動尺度の作成 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 教育心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人 日本教育心理学会 |
巻・号・頁 | 64(2),156-169頁 |
著者・共著者 | 村上 達也,西村 多久磨,櫻井 茂男 |
概要 | 本研究の目的は, 小学生および中学生を対象とした対象別向社会的行動尺度を作成し, その信頼性と妥当性を検討することであった。小学4年生から中学3年生までの1,093名を対象とし質問紙調査を実施した。探索的因子分析の結果, 家族に対する向社会的行動, 友だちに対する向社会的行動, 見知らぬ人に対する向社会的行動の3因子を抽出した。加えて, 確認的因子分析により, 向社会性という高次因子を仮定したモデルが最終的に採択された。対象別向社会的行動尺度の内的一貫性および再検査信頼性係数は十分に高いことが確認された。中高生版向社会的行動尺度, 共感性尺度, 自己意識尺度, 学級生活満足度尺度といった同時に測定した外的基準との関連が概ね確かめられた。また, 尺度の内容的妥当性についても確認された。尺度得点に関しては, 男女差がみられ, 女子の得点の方が男子の得点よりも高いことが確認された。また, 学年差に関して, 概ね, 小学生の得点の方が中学生の得点よりも高いことが確認された。最後に, 本尺度の利用可能性について考察されるとともに, 今後の向社会的行動研究に関して議論された。 |
DOI | 10.5926/jjep.64.156 |
ISSN | 0021-5015 |
NAID | 130005256751 |
PermalinkURL | http://id.ndl.go.jp/bib/027347100 |