ムラカミ タツヤ
TATSUYA MURAKAMI
村上 達也 所属 法学部 法学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 児童期中・後期におけるアタッチメント・ネットワークを構成する成員の検討:児童用アタッチメント機能尺度を作成して |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 教育心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人 日本教育心理学会 |
巻・号・頁 | 62(1),24-37頁 |
著者・共著者 | 村上 達也,櫻井 茂男 |
概要 | 本研究の目的は, 児童期中・後期において, 複数のアタッチメント対象から構成されるアタッチメント・ネットワークの構成員を明らかにすることであった。その目的のために, 児童にとっての重要他者がどの程度アタッチメント機能を果たしているかを測定する児童用アタッチメント機能尺度が作成された。調査には小学4年生から6年生までの555名の児童が参加した。まず, 児童用アタッチメント機能尺度の作成と内的整合性および構成概念妥当性の検討が行われた。確認的因子分析によって, Hazan & Zeifman(1994)から予測された児童用アタッチメント機能尺度の因子構造の妥当性が確認され, 同尺度とソーシャル・サポート, および自己価値感との関連から構成概念妥当性が確認された。次に, 児童用アタッチメント機能尺度を用いて, 児童期中・後期のアタッチメント・ネットワークの構成成員が明らかにされた。先行研究で強調されてきた母親以外にも, 父親, 祖父母, きょうだい, 友だちなどがアタッチメント対象になりえることが示された。このことから, 児童期中・後期には, アタッチメント・ネットワークが家庭内の関係性に留まらず, 家庭外の関係性にまで拡大していることが示唆された。考察では複数のアタッチメント対象を踏まえた今後の研究について提言が行われた。 |
DOI | 10.5926/jjep.62.24 |
ISSN | 0021-5015 |
NAID | 130004562374 |
PermalinkURL | http://id.ndl.go.jp/bib/025512127 |