ムラカミ タツヤ
TATSUYA MURAKAMI
村上 達也 所属 法学部 法学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/01 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 小中学生における共感性と向社会的行動および攻撃行動の関連:子ども用認知・感情共感性尺度の信頼性・妥当性の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 発達心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人 日本発達心理学会 |
巻・号・頁 | 25(4),399-411頁 |
著者・共著者 | 村上 達也,西村 多久磨,櫻井 茂男 |
概要 | 本研究の目的は他者のネガティブな感情とポジティブな感情の双方に着目した"子ども用認知・感情共感性尺度"の信頼性と妥当性を検討すること,共感性の性差および学年差を検討すること,そして,共感性と向社会的行動および攻撃行動の関連を検討することであった。小学4年生から6年生546名,中学生1年生から3年生646名に対して調査を行った。因子分析の結果,子ども用認知・感情共感性尺度は6因子構造であった。それらの因子は,共感性の認知的側面である,"他者感情への敏感性(敏感性)"と"視点取得"の2因子と,共感性の感情的側面である,"他者のポジティブな感情の共有(ポジ共有)","他者のポジティブな感情への好感(ポジ好感)","他者のネガティブな感情の共有(ネガ共有)","他者のネガティブな感情への同情(ネガ同情)"の4因子であった。重回帰分析の結果,小中学生で敏感性とネガ同情が向社会的行動を促進していることが明らかになった。また,小学生高学年ではポジ好感が身体的攻撃と関係性攻撃を抑制することが明らかになった一方で,中学生では視点取得が身体的攻撃と関係性攻撃を抑制することが明らかになった。 |
DOI | 10.11201/jjdp.25.399 |
ISSN | 0915-9029 |
NAID | 130005251493 |
PermalinkURL | http://id.ndl.go.jp/bib/025997476 |