ハラ シンジョウ   SHINJYO HARA
  原 愼定
   所属   仏教学部 宗学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/03
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 阿闍世物語の受容をめぐる問題 -親鸞と日蓮の対比-
執筆形態 単著
掲載誌名 大崎学報
出版社・発行元 立正大学仏教学会
巻・号・頁 (161),53-67頁
概要 「王舎城の悲劇」で有名な阿闍世の罪と救いについて、親鸞と日蓮の着眼点の相違と教義上の課題を明確化した。親鸞は阿闍世を煩悩具足の凡夫の典型として捉え、自己内省的な意識の中で阿闍世との合一化を図って浄土念仏の信心を確立しようとする。日蓮は阿闍世を為政者ないし社会全体を象徴する存在として捉え、「法華経の行者」として教主釈尊の本願を実践的に継承することにより、現実社会に救いを具現化することを目指している。