ハラダ ユタカ
YUTAKA HARADA
原田 豊 所属 データサイエンス学部 データサイエンス学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/10 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | ソーシャル・サポートと保護者による子どもの被害防止情報入手 : 社会的・文化的資源の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 犯罪社会学研究 |
出版社・発行元 | 日本犯罪社会学会 |
巻・号・頁 | (33),178-197頁 |
著者・共著者 | 齊藤 知範, 島田 貴仁, 原田 豊 |
概要 | 本稿では,小学生の日常生活と保護者のソーシャル・サポート,子どもの被害防止情報へのアクセスに関する社会調査のデータをもとに,保護者による子どもの被害防止情報の入手に関する関連要因を分析する.とりわけ,ソーシャル・サポートなどの社会的諸資源が不足する家庭や,文化的背景が低い家庭では,子どもの被害防止に関する情報を入手しづらいという問題点を抱えている可能性を検討する.構造方程式モデリングの手法を用いた検証結果から,被害防止情報入手の関連要因について,以下の可能性が示唆された.(1) 家庭の文化的背景は,保護者の被害防止情報の入手を直接的に規定するとともに,ソーシャル・サポートが文化的背景からの効果を部分的に媒介している.(2) ソーシャル・サポートは,共働き,戸建,持ち家からのそれぞれの効果を媒介する形で被害防止情報入手を規定している.(3) 間接被害(学校区での他の児童の被害に関する伝聞)の多さは,被害防止情報入手の多さを規定している |
ISSN | 0386460X |
NAID | 110006967465 |
PermalinkURL | http://ci.nii.ac.jp/naid/110006967465 |