ハラ シンジョウ
SHINJYO HARA
原 愼定 所属 仏教学部 宗学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/07 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 日蓮教学における「以信代慧」の論理 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本仏教学会年報 |
出版社・発行元 | 日本仏教学会 |
巻・号・頁 | (73),155-171頁 |
概要 | 日蓮は菩薩行によって智慧を修得する前段階の条件として「信心」に主眼をおき、但信無解による題目受持を末代凡夫の信行の根幹に位置づけている。本稿では、まず法華経に示された「信」の要請に着目し、「観心」から「信心」への転換の論理をたどりながら、「以信代慧」の法門が確立される経緯を考察した。法華経に「信」を捧げるという宗教的な自己否定によって、「事の一念三千」の内観が深化することにも論及している。 |