マスダ クミコ
KUMIKO MASUDA
増田 久美子 所属 文学部 文学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/07 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 「ホーム」から「要塞」へ──フランク・J・ウェッブ『ゲーリー家と友人たち』における黒人ドメスティシティ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 駿河台大学論叢 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 38 |
概要 | 本論文は、白人女性作家の家庭小説にみられる「政治化されたドメスティシティ」を黒人男性作家であるウェッブが流用したことの意図に着目し、19世紀の黒人の社会的抵抗やコミュニティにおける自治能力の顕示、さらにアメリカ黒人の「シチズンシップ」確立の企図を抽出している。家庭小説という位置づけのためにこれまで評価されてこなかった作品であるが、「黒人ドメスティシティ」という分析概念を通じて、新たなアメリカ黒人像が提示されている。 |