ハラ シンジョウ
SHINJYO HARA
原 愼定 所属 仏教学部 宗学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/10 |
形態種別 | 論文(その他) |
標題 | 『立正安国論』と「法華経の行者」意識について ―謗法の罪を視点として― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 小松邦彰先生古稀記念論文集 日蓮教学の源流と展開 |
巻・号・頁 | 115-139頁 |
概要 | 『立正安国論』における謗法批判の精神は、排他的で原理主義的な印象を与えがちである。しかしそれは日蓮自身の深い罪意識に根ざしており、「法華経の行者」としての弘経活動と受難体験は、社会に潜在している「罪」を顕在化するための宗教実践といえる。「逆縁下種」による救いの道は、常不軽菩薩の行軌に立脚し、自己の滅罪と他者の贖罪が同時に実現される場面において開かれてくるものなのである。 |