マスダ クミコ   KUMIKO MASUDA
  増田 久美子
   所属   文学部 文学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 「共和国の母」から「慈悲深き帝国」時代の女性たちへ──二つの版の『ノースウッド』にみるセアラ・ヘイルの思想的変遷と「慈善」──
執筆形態 単著
掲載誌名 アメリカ研究
掲載区分国内
出版社・発行元 アメリカ学会
巻・号・頁 (49)
概要 本論文はセアラ・ヘイルの小説『ノースウッド』の初版(1827年出版)と改訂版(1852年出版)を比較することによって、ヘイルの思想的変遷を検証するものである。女性および19世紀的「慈善」の言説をめぐる社会主潮において、同作家の思想が「共和国の母」イデオロギーを産み出した建国期のアメリカ啓蒙思想から、ヴィクトリア時代のジェンダー規範へと推移していくことを分析する。その検証にあたり、とくに女性の領域論や奴隷制問題に着目する。