ムラカミ キヨシ   KIYOSHI MURAKAMI
  村上 喜良
   所属   文学部 哲学科
   職種   教授
発表年月日 2011/09/03
発表テーマ 痛みの宗教的意味
会議名 日本宗教学会第70回学術大会
主催者 日本宗教学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 関西学院大学
概要 痛みにも様々なものがあるが、ここでは不正義に関する魂の痛みを考察した。善人が受けた理不尽な苦しみは、因果応報論に基づいて、何時か何処か、例えばあの世で必ず癒されるとするのは、未だに人間的な次元で考えられている。これは魂の痛みの消極的な意味理解である。人知を超えた神の視点から捉えるとすれば、たとえ痛みの意味が現在わからなくとも、それに何かしらの意味があると信じ受け入れる勇気を持とうとするならば、それは魂の痛みの積極的な理解となることをしめした。