ムラカミ ミナコ
MINAKO MURAKAMI
村上 美奈子 所属 データサイエンス学部 データサイエンス学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2016/10 |
発表テーマ | 特別支援教育における言語的教養教育の意義 |
会議名 | 教育哲学会第59回大会 |
主催者 | 教育哲学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京 |
発表者・共同発表者 | 村上美奈子 |
概要 | 通常の学校学級における教育にあっても、また特別支援教育にあっても、「言語活動の充実」が重視される昨今の学校教育にあって、そこで言われる言語能力とは、「他者と協働するためのコミュニケーション能力」ばかりが重視されてはいないだろうか。
発表者は、特別支援学校での教員経験、また、現在の大学における教職課程での勤務経験を踏まえ、特に特別支援学校の生徒にとって、言語能力の向上が持つ意義の中でもとりわけ重要な3点として、①意思疎通の実現、②事物の理解、③情緒の安定、を挙げる。それらは相補的な関係を有しつつ、それぞれの生徒がその後の人生を豊かで心穏やかなものとしていくために重要な役割を果たしていると考えられる。本発表では、日本の特別支援学校、および、フランスの特別支援教育施設、アメリカのスペシャルスクールでの教育実践の事例を挙げつつ、特別支援教育における言語的教養教育の意義について考察した。 |