イトウ ヨシオ
YOSHIO ITO
伊藤 善夫 所属 データサイエンス学部 データサイエンス学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2010/03/27 |
発表テーマ | 製品適応と市場ニーズの認識様式 |
会議名 | 第3回報告大会(アジア・国際経営戦略学会) |
主催者 | アジア・国際経営戦略学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | 本研究では、在中日系企業の製品開発における市場適応に関して、市場のニーズの認識様式の特性について分析を行う。企業の競争優位性は、清水(1990:pp.35-46)が強調するように、常にニーズの視点からチェックされ続けられなければならない。ニーズに合致しない強みは、真の強みとはなり得ず、企業の市場における地位を支えることができないのである。したがって、企業の競争優位性のチェックの有効性は、当該企業がどのように市場におけるニーズを認識しているかに依存することとなる。このニーズの認識様式如何によっては、競争優位正しくチェックされず、誤ったチェックに基づく競争優位性の構築を目指すことにもなりかねないのである。特に、グローバル化を図る企業においては、自国とは異なる市場のニーズに直面し、これを正しく認識できることが、その国における競争優位性を確保する上では決定的な要素となる。そこで本研究では、特に中国市場に進出する日本企業が、どのような市場におけるニーズの認識様式を有しており、それが製品の市場適応を如何に促しているかという点に着目して、分析を試みる。 |